バイオリンの修理をしてみました!修理と呼べるほどの腕前なのかはさておき、ですが💦

バイオリンとの出会いは、自分の子供が習い始めた15年くらい前のことになります。あの頃自分はピアノのことで手一杯で自分が演奏するなど考えられず、子供の習い事として関わっていた程度でした。

その後、幼児とピアノの関係について考えるようになり、ひとりで取り組むピアノもいいけどバイオリンならみんなでできるし、扱う音数も少ないし、などという理由からピアノの生徒さんたちを誘ってバイオリン楽団を結成しました。

子供たちにバイオリンをさせるなら、自分も弾けなきゃいけないと始めることになり、自分の楽器を探しつつバイオリンの魅力に取り憑かれました。調べるうちに、国産のバイオリンならピアノのようにある程度昔のものが魅力的であるという情報を入手し、数を増やしていきました。

長らく集まった楽器を眠らせていましたが、ようやく手を加えるようになりました。
下の写真の楽器はSuzukiのNo.10といい、だいたい1910年ごろに製造されたバイオリンです。年式を聞いただけでもでもワクワクします。

インターネットでバイオリンの標準的な仕様や整備の方法を調べたり、部品や専用工具の入手方法について情報収集をして、最近ようやく本体のお手入れに着手しました。

以下が整備した内容になります。

バイオリンを手入れした感想としては「シンプルで奥が深い」!

複雑さでは、部品数が圧倒的に多いグランドピアノの方が気の遠くなるような道のりがあると思います。一方、バイオリンは部品数が少なくわかりやすいものの、大部分が木工作業であるためとても細かい作業であり神経を使います。

ピアノもバイオリンも、どちらも面白い作業です。さらに詳しく掘り下げていきたいと思います。