このピアノの修理内容を紹介しているブログ記事が全部で45あります。各修理工程を詳細に紹介していますので、どうぞご覧ください。
以下は抜粋です。写真をクリックすると拡大します。
作業内容は以下のとおりです。
・塗装全剥離
・つや出し黒全塗装
・響板塗装
・側板内面、マホガニー突板装飾・鏡面つや出しクリア塗装
・フレーム塗装
・アグラフをすべて外し研磨
・フレームねじ再メッキ
・駒ピン交換
・全弦張替
・ハンマー・ハンマーシャンク交換
・ウイペン交換(シュワンダー⇒ヘルツ)
・ダンパーウッド再塗装
・ダンパーフェルト交換
・ブッシングクロス交換
・パンチングクロス交換
・ペダル部品のクロス類交換
弦を外します。 弦を外します。 年季が入っている様子がうかがえます。 外したネジ類は整頓して全く同じ場所に戻るようにします。 チューニングピンも抜きました。 鉄骨フレームを外します。 裏返してさらに分解していきます。 塗装の剥離です。 響板のニスを剥がしています。 全てはがし終わった本体。 全てはがし終わった響板。 新しく塗装しなおした響板です。 本体の内側のカーブは、マホガニーのツキ板を貼って塗装し、研磨しました。 仕上がった響板です。 本体の塗装です。 駒ピンを交換します。 磨いたアグラフです。 鉄骨フレームを塗装します。 きれいになった鉄骨とアグラフ。 本体にフレームを載せました。 本体の内側にフレームが映るのがきれいです。 アグラフを設置しました。 鍵盤蓋のYAMAHAのネジも一度外します。 屋根の塗装です。 黒の吹き付けです。 本体は弦を貼り始めています。 巻線弦です。 弦を張り終えました。 低音弦。 ダンパーヘッドも塗装します。 塗装したダンパーヘッド。 ハンマーの交換。ドイツ製です。 接着し終えたハンマーです。 ウイペンも交換しました。 ダンパーフェルトを接着しながら、本体に設置していきます。 鍵盤筬の部品交換です。 キーブッシングクロスを交換しています。 ハンマーの角度調整。アルコールランプを使います。 白鍵は当時のセルロイドがきれいに残っていたので、お客様と相談してそのまま使うことになりました。 仕上がった屋根(小)。 屋根の取り付けができました。 屋根を閉じた状態です。 YAMAHAのネームもそのまま使いました。 当時のピアノはネジがマイナスです。 良い音です。 本体の内側に映っているのが好きです。 出来上がった状態。 譜面台です。 閉じた状態。 低音部の様子。