部品を交換して調律をしたら、鍵盤の調整です。弾きやすい鍵盤にしていく作業で、調律よりも膨大な量となり、いくつもの行程を何度も行ったり来たりします。なかなか時間のかかる作業ですが、次第にピアノらしくなっていく過程を感じながら楽しむ作業でもあります。

下の動画は、調律直後にショパンのノクターン第2番を演奏したものです。高音の音の伸びが素晴らしいのがこの段階でもよくわかりますが、左手の音域がペダルを踏んでも伸びないという不具合も聞けるかと思います。これも部品を交換したための初期不良です。

ちょっと時間がかかる作業ですが、楽しみにながら進めていきます。