オーバーホール待ちのYAMAHA C3B、先日調律した際に簡単ではありますがショパンのワルツ9番を冒頭部分だけ録音しました。
ほぼ半音ピッチが下がっていたので、弾いているうちに次第に音律が崩れていくのを感じましたが、現状を把握するためだったらこの程度で十分だったと思います。ハンマーが弦に当たる位置が芯を捕らえていないため、物足りない感があり、また長年眠っていたのかアクションパーツの動きにもたつきを感じますが、修復に当たってはまったく問題ないでしょう。
逆に良い点を上げるならその音です。やさしい音色とよく伸びる弦と響版の振動は演奏していてゾクゾクしてしまうくらい。完成形が楽しみです。