米軍基地での調律です。もう何年もお世話になっています。今回、いつも調律の手配にご協力くださった担当者さんが日本を離れるということで、せっかく慣れてきたところでしたがちょっと残念。最初は一件のはずだったのが、ここも調律することになった、あっちも調律することになった、と後から後から続き、結局3回くらいお別れの挨拶をしました。「やあ、また会ったね」なんて笑っていました。

そして、これはちょっと前のことですが、お世話になったクリスさんに写真撮影をしていただきました。アメリカから持ってきたピアノの調律をさせていただいた縁での出会いでしたが、写真家でもあり、様々な美しい写真を撮影し、公開しています。クリスさんのサイト「Sugoi Photograhy」はこちら。彼はビジネスマンでもあるので、仕事に対する姿勢、父親としてのスタイルなど、教えてもらうことも多かったように思います。

アメリカに帰るということで、写真を撮って欲しい人がいたら教えてくれ、ということだったので、では私を撮影してくださいとお願いしました。カメラやら照明やら機材が半端ではなく、自分の修理工房がまるで別世界のよう。良い記念をいただきました。ありがとうございます。

アメリカ人の方たちは、調律のお客様も生徒さん達もあらかじめ期限が決まった状態で出会います。分かってはいることだけど、別れが来るのはちょっと寂しい。こうした出会いがあるのも調律師ならではなのかな、とも思ったりします。