本日初めて調律にお伺いしたお客様、ピアノとてもきれい。しばらくぶりの調律だそうで音のずれは大きかったものの、故障や不具合はなく楽しくお仕事をさせていただきました。浮足立ったのか、作業中にフローリングの上でズルッと滑りそうになってしまいました。終わった後に「ピアノがきれいですね。拭いてくださったんですか？」と尋ねると。「持っているクリーナーがよく落ちるものだから、床まで拭いたら滑っちゃってしょうがないのよ?。」

奥様、それはいけません！ピアノ用のクリーナーは滑りを良くして埃がつきにくくなるような仕組みなんです。床を拭いたらスベスベになりますよ?(T0T)。ちなみに水拭きしてもダメだったそうなので、フローリング用ワックスをお勧めしました。早く元に戻るといいですね。

しかしピアノはお母様と成人されたお嬢様で楽しんでおられるようで、嬉しいお話も聞かせていただきました。ありがとうございました。

　修理工房に戻ってからはオーバーホール作業の続きです。ハンマー交換に着手します。シャンクを交換し、走り・間隔を修正してから、ハンマーの穴のサイズを確認するところまでで終了。今日はお手伝いさんに来ていただいて、真鍮パーツをクリーニングしていただきました。普段外からは見えないパーツですが、タッチも左右する重要な部品です。丁寧に磨いていただきました。

明日、明後日でハンマー接着、ダンパーフェルト取り付け、調律までを目標に、頑張ります！