昨日に続き、グランドピアノの修理を続けてますが、接着剤が乾くまでの待機時間が長いため、勉強の時間に充てています。
ピアノテクニシャンズジャーナル8月号にインハーモニシティについて記述した記事があって、その論理的な定義を実際音で聞いて、チューナーを使わずに耳で確認してみよう、というので、これは面白そうだと思い実践しています。
まずはF3(芯線)を半音下げてE3(巻線)に合わせたら、その二つのキーはダンパーを開放し、共通倍音のE6を打鍵するとどんな共鳴音が聞こえるのかという最初の実験を試しました。記事に書いてあるとおりの結果になったので面白かったです。この後はF3が芯線でE3が巻線だとそれぞれの倍音にどういう違いがあるのか、などを検証していくのでどうなるのかが楽しみです。順調に理解を深めていけるようでしたら、より詳しくご紹介します。
グランドピアノの化粧接着作業はもう少し続きそうです。地道に頑張ります。