不要なピアノを処分したいからもらって欲しいとご要望をいただき行ってみたら、なんとそこは工事現場で建物を解体している最中でした。

解体中の建物ですから、ホコリをいっぱいかぶって汚れてはいますが、まあ楽器として健在なのは間違いなさそうです。というわけで引き取ってきました。

大変なのはそこからでした。このとなりにある三階だての建物も解体中で、付き添ってくれた現場監督さんいわく「ガラが落ちてくるかもしれないから気をつけてくださいね(^^)。」

冗談じゃない。気をつけるも何も、上を見ながら作業できるわけでもないし、落ちてきたらそこまでじゃないですか。こんなところで命は落としたくない。急がねば。っていうか、ヘルメット貸してくださいよ!

そんなこんなで無事ピアノは引き上げてきました。何より大変だったのは足元がぬかるんでいて思うようにトラックが進まなかったこと、靴がグチャグチャになったことです。作業はピアノの移動でしたが、いつも通りジャケット、ネクタイ、革靴だったので滑稽だったことでしょう。

持ち帰ったピアノ、作業工房の除湿機でしばらく乾かして様子を見ます。

思い出に残る一日になりました。