オーケストラコンサートでのピアノ調律のお仕事をいただき、行ってまいりました。
琉球交響楽団第24回定期演奏会。
演目はロッシーニ、モーツァルト、チャイコフスキーと続き、ピアノを使用するのは最後のプログラム。レスピーギの「ローマの松」です。
曲全体を通してピアニストは出番が多く、ずっとピアノを弾いているような状態。演奏家のお話によれば、周りでいろんな楽器の音が飛び交うからソロとは全然違うとのこと。
実は今回の演奏会の直前に団長の祖堅方正先生が逝去されるという不幸に見舞われ、指揮者の大友直人先生、楽団員の皆様の胸中は決して穏やかではなかったようですが、それでも懸命に演奏を終え、最後は場内スタンディングオベーションと拍手の雨。感動の演奏会になったようでした。
私個人的にも、祖堅先生は駆け出しの調律師の私にお仕事の機会をくださった恩人でした。
先生、安らかにお眠りください。ありがとうございました。