11月6日から9日までの4日間、故郷である埼玉県を中心にピアノ屋さん見学ツアーに出かけてまいりました。
今回は成田空港経由だったので、以前からお伺いしたかった千葉県印西市のピアピットさんへ。
↑遊び心満点の工房。工房ですよ!これ!
フォイリッヒの新品アップライトピアノ。きれいな音が出ていました。中国製ではありますが、一口に中国製ではなく、いろいろな種類があることを教えていただきました。
こちらも修理の作業場です。みなさん、はつらつとお仕事をしていました。
塗装職人さんが作業中で、実際に吹き付けをしているところなども拝見させていただいて大変参考になりました。しかもそのクオリティの高いこと!私も頑張ります。
社長さんの仕事への姿勢、ピアノにかける思いなど、情熱がとっても伝わってくる仕事場でした。
↓二日目。埼玉県のピアノ工房へお邪魔しました。大きい工場なのでいつ行っても数えきれないほどピアノがあります。修理のピアノもたくさんあって、修理前のピアノでも見るだけで楽しくなりました。
↓ニューヨークスタインウェイのB。甘く歌う音色が素晴らしい!ぜひ私も中を触りたかった!!
↓そして塗装が完成した別のスタインウェイ。こちらはハンブルグ。ルイ15世様式です。ペダルが取り付けられていないのは修理前だから。思い出しただけで全身がふるえそうなほど美しい仕上がりでした。
↓この半艶塗装はあり得ないです。美。
↓三日目。埼玉県内だけで済ませる予定でしたが、急きょ思い立って東京都内へ。新宿で買い物を済ませてから銀座のヤマハさんへ。こちらは撮影はまずいだろうなあ、と思い、残響のまったくない階段で一枚。新しいCXシリーズはとっても良かったです。調律、整調、整音のどれをとっても、かなり洗練された調律師さんが仕事をしているに違いない、と感じました。お忙しい中、ピアノを触らせていただき、ありがとうございました。
銀座といえば、ちょっと歩けば松尾楽器さんがあるじゃないか!ということでこちらも。
60周年記念のイベントをされていて、その特別展示モデル。
↓写真では木の色になっていますが、もっと白かったんです!
バーチです。美。
↓こちらは木の名前を忘れてしまったのですが、とにかく木目がきれいでした。
その他にもピアノ屋さんには行ったのですが、撮影する間もなかった。たくさん歩きました。
最後にお世話になっている同郷の調律師さんを訪ねて、技術のこと、これからのピアノのことなど、熱く熱くお話ししました。もう帰りたくないくらい、時間が足りませんでした。また行きたいと思います。
そして最後の四日目は、自分が育った故郷をふらっと散歩したのですが、小学校からの友人を訪ねました。今は自動車の板金塗装工になっているのですが、自動車の塗装の話を聞いているとこれまた勉強になることがあり、思わぬ収穫を得られてうれしかったです。色を合わせるのに加えて肌を合わせるっていうのはすごかったな。
というわけで沖縄にもどりまた明日からピアノのお手入れをしまくるのですが、今回もとても楽しい四日間を過ごしました。気を引き締めて頑張っていきたいと思います!