引き続きグランドピアノの塗装剥離をしています。
この塗料を剥がすコツがつかめてきたからテンポが上がってきているけど、それでも剥離は重労働です。なんでこんな塗り方したんだろう…って弱音も出てしまいます。
思うにこのピアノが1913年ごろの製造であることを考えると、このように塗装されたときは少なくとも製造から50年以上は経過していたわけですから、相当傷んでいたことが想像できます。
そうすると、当時沖縄のピアノ黎明期であった頃、アメリカ人が置いていったピアノをキレイにして使おうと努力した先人たちの夢があったんだろうな、という感触を感じてしまうのです。
それだけに不安もあるけど、まずは全て剥離して裸の状態を見てからどうするべきかを決めようと思います。オリジナルのマホガニーは見事なんですけどね〜。慎重に進めます。