これまでは手作業でやっていた響板修理、今回からエアツールを導入してみました。刃と治具という、工具を抑える道具はドイツから輸入して、グラインダーというエアコンプレッサーで動く道具は国産の物を。最初、近所のホームセンターで買おうと行ってみたら、刃の直径が6.3mmでサイズオーバー。結局ネットで探すことに。でも国産の工具でも合うものがあってよかった。
さて、グラインダーなんて工具が手に入ったら、こんな作業はお茶の子さいさいでしょうと余裕たっぷりで始めてみたら、いやいやとんでもない。意外に苦労してしまい、小一時間程度で終わる見込みの作業にほぼ半日を費やしました。初めてだからと言い訳できるかもしれないけど、やはり木工のセンスが問われますね、こういう作業は。
ピアノのオーバーホールは分解して組み立てる作業だからなんとかなるけど、木工は大変。切ったら取り返しがつかないというのが一番怖いです。この作業は修正がきくので大した問題はなく、初めてだから四苦八苦して時間がかかったのですが、木工は本当、大変。良い刺激になりました。