最近、ピアノ大好き少年に出会う機会に恵まれて感動しました。2人いまして、どちらも中学生。どうちらも独学、どちらも高度なテクニック!一人はベートーヴェンの月光の第三楽章を練習中だそうで、聞かせてはくれませんでしたが第一楽章は素晴らしい演奏でした。もう一人はショパンの革命エチュードを練習中だそうで、こちらは練習中という割には通して全部聞かせてくれました。粗削りなところもありはしましたが、いやいや、趣味の演奏としては誰もが感動して聞ける技量に驚かされました。

そもそも自分から弾いてみたいという思いでピアノに向かって没頭すること自体が恵まれた才能なので、どうやったらそうなるのか分析させてほしいくらい。弾きたくてもできない人だってたくさんいるのに、世の中まったくわからないものです。

修理工房では、先日入荷したヴィンテージピアノの検証をしています。すでに一度オーバーホールされていて、いろいろなところに手が加えられているため、どうしたらオリジナルに戻るのか研究しています。 No.25  は取り扱ったことがあるのですが、No.20は初めてなのでデータを集めなくてはなりません。とりあえず必要以上に埋め込まれていた鉛は抜きました。でもこれだけでは不十分なので、まだ四苦八苦しそうです。