平均律クラヴィーア曲集が実は平均律ではなかったということが最近の研究で明らかになってきています。
その反面、16世紀にはすでに平均律という調律法が世に生まれていたようです。
地動説を説いた物理学者、ガリレオ・ガリレイの父、ヴィンチェンツォ・ガリレイは、リュートというギターのような古楽器の奏者でした。彼はある舞踏組曲を12のすべてのキーに移調して制作し、1584年に出版しました。ヴィンチェンツォはリュートのフレットの配置を18:17という比で構成しました。現代の半音は100セントという単位に分割されますが、18:17の比だとおよそ99セントで若干の調整が必要でした(2013/9/30修正しました)。
その他、平均律の歴史はウィキペディアにも詳しく掲載されていて、古くは中国で5世紀くらいにその概念は生まれていたようです。
音律の歴史って深いです。
キンボール(Kimball)という、アメリカ製ピアノの修理のお問い合わせが入りました。どうなることでしょう。
白のアンダーフェルトとは、珍しいです。シャンクローラーが昔のピアノらしい作りです。
外装は・・・。なんとも形容しづらいものがありますが、限られた予算内でベストの状態にまで持っていければと思います。