朝、なんとなくiPhoneでニュースなどを見ていたら、教授の話題が出てきたのでブラウジングしていました。そうしたら、チェロとヴァイオリンを迎えたトリオアルバムを制作したというので驚いて早速iTunesで視聴しました。
自分にしかできない 進化し続ける旋律 坂本龍一 ヨーロッパツアー(msn産経ニュース)
坂本龍一の『THREE』?ブラームスのように(REAL TOKYO)
教授のピアノ三重奏といえば、それまでの作品をリメイクした「1996」も相当たくさん聴いたものでしたが、今回の「THREE」も、試聴だけでも聞き惚れたので購入することにし、iPhoneへとダウンロードしました。
今回のアルバムには1996にも収録されていた曲が複数新たに録音されていましたが、16年も経過するとこんなに変わるのかと驚くほどに音楽に深みが加わっていました。円熟といいますか、重厚といいますか、全然違うんです。
まず、全体的にテンポが落ちています。それがより安定した音楽に感じさせてくれました。それから、楽器の音が違いました。iTunesではライナーノーツなどついていないため確認できませんが、どんなピアノを使っていたのか興味深いところです。
音楽の技法としてどうなのか、ということろまではわからないのですが、わからなくても感動させてくれるのが音楽の素晴らしいところで、シンプルにこのアルバムはいい!と思いました。
ここのところは音楽以外の活動が目立っていたので、どうしているのかな、とも思っていましたが、ますます芸術家として高みに登っているようで脱帽です。
これからも楽しみにしています。