ピアノの先生のお宅でグランドピアノの調律に伺ってきました。先ごろ全弦張替をしたピアノで、音律も徐々に安定しつつあります。ドイツ製の軟銅線を使用した巻線弦を用いたおかげで、とてもハリのあるしっかりとした低音の音の伸びが心地よく、またペダルを踏んだときの高音の伸びを増幅します。
オーナーの亀山孝文さんには、12月21日の日曜日に「フランス作曲家によるピアノミュージック」と題したコンサートで演奏していただきます。小さなお店でのライブだし、おもいっきり好きなことをやろうという趣旨で、「マニアックに選曲してください」とお願いしたところ、非常に面白い構成を計画してくださっています。
その中で、有名どころではありますがプーランクの15の即興曲より第15曲『エディット・ピアフを讃えて』はとても美しい名曲も予定されています。なかなか難しい曲であるということですが、当日がとても楽しみです。
写真はちょうどその曲の冒頭部分を演奏してくださっていたところで、グリーンと逆光の色合いが曲調に合っていたのでこちらにも掲載させていただきました。