さて、次のピアノの整備に入る前に、グランドピアノを一台分解します。もちろんオーバーホールへ向けての準備なのですが、このお客様は急いでいないということなので、まず分解してスペースを確保します。
↓ハンマーヘッドは白いアンダーフェルト。

↓昔ながらのアクションです。バックアクションも、鉛を使わない、スプリングの力でレバーを下へ押し下げるものでした。

↓響板・・・。

分解前に弦を測定しました。アメリカのピアノはフレーム上に弦の太さがプリントされていることが多いですが、このピアノはその上から塗装されてしまっているため番号は消えています。なので分解する前に記録する必要があるのです。