修理工房での作業に偏っていて他の仕事が滞っていたわけですが、中でも特に気にしていたピアノ教室のグランドピアノのタッチです。前回途中まで作業してからすでに二ヶ月が経過していました。そんなに放置してしまったのですね…。反省。
多数あるピアノのアクションパーツの相互関係を考えながら、ベストな状態を導き出す作業。数字では伝わりづらいかもしれませんが、ダウンウェイトを10グラムほど軽減することに成功しました。カワイのピアノはタッチが重めな設計の傾向にありますが、かなり弾きやすくなっています。タッチの重さが気になる方は、どうぞご試弾に来てください。
そして昨年全弦張替したグランドピアノの調律にも伺いました。お母さまは、ピアノが綺麗になってからピカピカに光るピアノを見るのが嬉しいらしくて、こまめに磨いていらっしゃるらしく、お伺いするたびにピアノの輝きが増していくようです。