最近はJAZZ24というインターネットラジオを聴いていることが多く、気に入ったものがあるとCDを買ったりiTundeでダウンロードしたりもするのですが、それ自体が流れ作業のようにも思えて、音楽に感動しなくなったのかな、と自分が残念に思ったりしていましたが、久しぶりに心に響く音楽を聴いたように思います。
ジャズピアニストの木畑晴哉さん、たぶん7年ほど前に沖縄での演奏に来たときにお仕事させていただき、そのときはピアノトリオのCDを買って聴いておりました。今でもiPhoneには常時入っていて、シャッフルでジャズを流しているとよくかかります。う?ん、キース・ジャレットが好きなんだろうなあ、という印象を受けていました。今度のCDはソロピアノアルバムと2曲ほどボーカリストをゲストに迎えた内容でした。演奏は深みを増したというか、全体の流れにも一貫性もあり聴いていて独特な世界観を感じました。あと、ゲストヴォーカーリストさんの味わいある歌声が花を添えますね。ちなみに購入の決め手になったのは「Old Folks」です。前の「Be My Love」もそうだけど、バラードの選曲がハマります。
最近耳にした新しい国産のジャズピアノは、運指のスピードやリズムの正確さは驚異的なのですが何をしたいのかがよくわからないものが多いように思えて、また、「○○○なピアニスト」などと音楽とは全く関係ない修飾語で話題を集めている売り出し方が多い中、彼の演奏はもう今ではみんな手を出さないオールドなテイストを21世紀風に演出しているところが好きです。またたくさん録音して発表してもらいたいです。きっとこれからもいろいろ変身していってくれるように思います。個人的には、木畑さんの一人ビル・エバンストのトリビュートをやってもらいたいです。
DIAPASONのグランドピアノは、本体のクリーニングが外側も内側も終わり、部品の交換に入りつつあるものの、アグラフの取り付けで2個ほどネジを追ってしまうというハプニングが発生。ヤマハみたいに全力で回してよいのだろうと思ったのが間違いでした。メーカーによっていろいろです。ほかにできるところから少しずつ進めていきます。